トップレベルドメインとSEO的な影響(ウェブマスター オフィスアワー 2019/12/05より)の個人メモ
元ネタは「Japanese Webmaster Office Hours(ウェブマスター オフィスアワー 2019 年 12 月 05 日)」であった「『.mu』ドメインを使ってブログを運営しているが、検索で不利になるのか」という質問と回答。
参照 : https://www.youtube.com/watch?v=BNXO2mgoTt0&list=PLKoqnv2vTMUM8wruZ8n9hmv8951fFmxok&index=6&t=1780s
「note」が2019年11月25日に「note.mu」から「note.com」へのドメイン変更を行ったが、目的の一つに順位改善があったようなので、効果があったかどうかその整理として。
参照 :決死の覚悟でのぞんだnoteのドメイン移行。検索流入急落からの復活劇|note株式会社
ざっくりまとめ
事実としては、放送内で以下のような旨の発言があった。
これを踏まえ「note」の事例を解釈するならば、以下のようになると個人的には解釈した。
- 「.mu」ドメイン上にある日本語ページはモーリシャスにある日本語スピーカー向けのページとGoogleに解釈される
- 「.com」ドメインに変わったことで「モーリシャス内にある」という見られ方がされなくなり、ランキング評価が変わった
「note」の事例でもそうだが、ドメイン変更はかなり影響範囲が大きいため、気軽にやれる施策ではない。 ただし、競合サイトでの順位変動を考察する際や新規サイトを立ち上げる際には影響するので覚えておきたい。 また明言はされていないものの、被リンクの際にも影響しそうなので頭の片隅にはおいておきたい。
「マイナーなドメインは検索に不利?」への回答まとめ
- 「マイナーかどうか」という見方は難しい
- 言語と地域に密接な関係がある
- それによって見せる情報が変わってくる
- いくつかのトップレベルドメインは特定の地域に強く結びついている(ex. 「.jp」)
- 「.jp」を使う→日本を指定しているのが明確
- 「.jp」上で英語のコンテンツを作る
- 日本にいるイングリッシュスピーカーに向けたコンテンツであるとGoogleが認識しやすくなる
- hreflangdeで指定すればもっと伝わりやすくなる
- 参照 : ページのローカライズ版について Google に知らせる - Search Console ヘルプ
- 「.mu」はモーリシャスに結びついている
- CCTLDはきちんとのそのルールに沿って運用されるのが良い
- (金谷さんからすれば)別の国を指定しているCCTLDは基本的に使わない
- どのトップレベルドメインを使うかは、ユーザーから見たときの信頼性にも影響するはずなのでよく考えて設計するべき
「ドメイン」関連用語の個人メモ
一口にドメインと行ってももう少し細かい分類があり、今回はトップレベルドメインの話であり、それに紐づく用語の理解が曖昧だったため拝見したページ。 属性型JPドメイン名(ac.jp、co.jp、or.jpなど)、汎用JPドメイン名(hatelabo.jp、dailyportalz.jp、omocoro.jp/など)あたりもよくわかっていなかったのでいい勉強になった。
トップレベルドメイン(TLD)とは - IT用語辞典 e-Words
ccTLD(nTLD)とは - IT用語辞典 e-Words