コンテンツSEO担当者として押さえておく外部・内部リンクのポイント(草案)
コンテンツSEOを行う上ではテキストと並び、リンクも押さえておくべきだと考える(他にはCWVや構造化マークアップなど)。
知識の整理も兼ねて内部リンク、外部リンクについて殴り書きする。
外部リンクの価値
- 外部リンクはランキングに大きく影響する
- PageRankという概念がある
- たくさん引用される論文はいい論文であるという考え方がベースにある
- 昔は外部リンクの価値が強かったため、人工リンク施策が横行した→ペンギンアップデートで対策された
参考 : Google、「ペンギン・アップデート」を実行。ウェブスパム/SEOスパム対策をさらに強化
参考 : バックリンク評価なしの検索結果をGoogleは作っているか?
- 高品質な外部リンクでないと意味がない
- 外部リンクはドメイン、ページ単位でも異なる
ページランク
- ページが獲得している外部リンクの数や質に基づく指標
- 以前はユーザーが確認できたが、今はできない
- ただし、Googleのランキング要因としている指標とは一致はしていない
- ユーザー側が確認できないが、今もこれに該当する概念はランキングに影響している
- ページランクに近い概念を計測できる外部のSEOツールがある
参考 : 国内大学ページランク1位「慶応」2位「東大」【国内755大学Webサイト「ページランク調査」】
リンクジュース
- 発リンクをした際、リンク先へ流れるSEO的価値を指す概念
- 渡した分のリンクジュースが減るという考え方と減らないという考え方がある(Googleのみぞ知る)
- サイト内外問わずリンクジュースは流れる
- nofollowタグを設定するとリンクジュースを渡さない
- ただしnofollowタグはヒントとして扱うという発表あり
- リンクジュースのみに限った観点では発リンクは絞る&nofollowタグ設定を行い、大事な内部リンクのみに絞る&dofollowにするという考え方が有効だった(古いやり方)
リーズナブルサーファーモデル(とランダムサーファーモデル)
- リンクジュースの流れ方の概念
- サイドバーやフッターよりもメインコンテンツからのリンクの方が重要とみなし、リンクジュースが多く流れる
- 位置や関連性、アンカーテキスト、前後のテキストなどさまざまな要素がある
- 以前はリンク先へ均等に流れるランダムサーファーモデルだった
参考 : クリックされる重要なリンクが評価されるリーズナブルサーファー・モデルとは
内部リンク
- 内部リンクによってもリンクジュースが受け渡しされる
- 質の良い外部リンクをたくさん獲得しているページからのリンクは価値が高い
- 内部リンクがたくさん集まるページはドメイン内での序列が高まりやすい
- トップは外部・内部ともにリンクが集まりやすく、重要度が高い
SNS
- SNSからの被リンク自体に直接的なSEO効果がないとされるのは、aタグにnofollow属性が設定されているから
- 拡散されることで目に触れる機会が増え、ニュースサイトやまとめサイトなどに取り上げられる可能性が増える(間接的なリンク獲得)
- 被リンクとは異なるが、サイテーションやシェアなども順位要因となっている可能性がある
覚えておきたいこと
- 外部リンクの価値は高いため、企画段階で常に外部りんく獲得を視野に入れる
- 外部リンクのもらい方も考慮できるとベター
- 特にトップにもらえると貢献度が大きい
- サイト全体の構造上、トップからはサイト内のさまざまなページへ内部リンクが行き渡るようになっているため
- ドメインが強いと発リンクをすると大体リンクジュースが流れる
- (現時点では)良質な発リンクはプラスが見込める
- 発リンクする際はdofollowで
- コンテンツの一部として捉えるぐらいで
- 無闇にページを作ると、重要度の低いページにもリンクジュースが流れ、非効率になる
- クロールバジェットやテーマ性にも影響する